フリーズ、ブルースクリーン、アプリ停止が続き、メモリに問題があるか確認したい場合は、Windows標準のWindowsメモリ診断を使えます。
診断を始めるとPCが再起動します。作業中のファイルを保存し、電源と回復情報を確認してから実行してください。エラーが見つからなくても、すべてのメモリ不具合を完全に否定できるわけではありません。
先に結論:
- スタートで「Windows メモリ診断」を検索して開く
- 今すぐ実行するなら、すべて保存してアプリを閉じる
- 予定がある場合は「次回のコンピューター起動時」を選ぶ
- 結果通知が出ないときはイベントビューアーのMemoryDiagnostics-Resultsを確認する
- エラーあり、症状継続、テスト完走不能は別の分岐として扱う
Windowsメモリ診断で分かること
Windowsメモリ診断は、再起動中にメモリを検査するWindows標準機能です。Microsoft Supportはブルースクリーンの高度なトラブルシューティングで、Windowsメモリ診断の実行と、イベントビューアーでMemoryDiagnostics-Resultsを確認する手順を案内しています。
Microsoft Support:ブルースクリーンエラーの解決
| 結果 | 分かる範囲 | 次の判断 |
|---|---|---|
| ハードウェアエラーあり | 診断でメモリエラーを検出 | 構成と挿し込み、メーカー診断を確認 |
| エラーなし | 今回の条件では検出されなかった | 症状が続くなら別原因と追加診断へ |
| 完走しない・再起動を繰り返す | 通常の結果確認まで進めない | 無理に繰り返さずデータ保護と専門確認 |
| 通知が出ない | 通知だけでは結果不明 | イベントビューアーで記録を確認 |
開始前の安全準備
「今すぐ再起動」を選ぶ前に、次を確認します。
- 編集中の文書、ブラウザ、ゲーム、画像編集などを保存して終了する
- ノートPCはACアダプターへ接続する
- 外付けストレージへ書き込み中でないことを確認する
- デバイス暗号化やBitLockerを使うPCは、回復情報の保管場所を確認する
- 会社・学校の管理PCは管理者の手順を優先する
- 診断に使える時間を確保する
開始しない条件:重要データを保存できていない、電源が不安定、Windowsがすでに起動失敗を繰り返す、ストレージ異常がある、BitLocker回復情報を確認できない場合は開始しません。
手順1:Windowsメモリ診断を開く
- スタートを開きます。
- 検索欄へ「Windows メモリ診断」と入力します。
- 検索結果の「Windows メモリ診断」を開きます。
- 表示された2つの選択肢を確認します。

手順2:2つの開始方法を選ぶ
今すぐ再起動して問題の有無を確認する
保存と終了が済み、すぐに診断できる場合に選びます。選ぶとPCが再起動するため、未保存の作業がないことをもう一度確認します。
次回のコンピューター起動時に問題の有無を確認する
今は再起動できない場合に選びます。次回起動時に診断が始まるため、後で忘れないよう予定へ記録してください。
まだ準備できていない場合は「キャンセル」を選びます。開始前にキャンセルすれば、診断予定を設定せず画面を閉じられます。
手順3:診断中は完了を待つ
再起動後に診断画面が表示されます。進行率が動いている間は電源を切りません。完了するとWindowsが再起動します。
- ノートPCの電源ケーブルを抜かない
- 強制終了しない
- 進行が遅く見えても、同じ画面か、再起動を繰り返しているかを区別する
- 異常な発熱、異音、焦げ臭さがある場合は安全を優先して使用を止める
所要時間はメモリ容量や構成で変わるため、固定時間を正常条件にしません。
手順4:再起動後の結果を確認する
Windowsへ戻ると結果通知が表示される場合があります。通知が出なかった、見逃した、内容を記録したい場合はイベントビューアーを使います。
- スタートを右クリックし、「イベントビューアー」を開きます。
- 「Windowsログ」→「システム」を開きます。
- 右側の「検索」を選びます。
MemoryDiagnostics-Resultsを検索します。- 診断を実行した時刻に近いイベントを開き、結果を確認します。
Microsoft Supportでも、診断後にシステムログのMemoryDiagnostics-Resultsエントリで結果を確認するよう案内しています。
結果別の次の分岐
ハードウェアエラーが検出された場合
エラー文と時刻を記録し、重要データのバックアップを優先します。メモリが複数枚あるPCでは、どのモジュールやスロットが原因かをこの結果だけで断定できません。
PCメーカーの診断、マザーボードの対応メモリ表、購入時の構成を確認します。ケースを開ける場合は電源を切り、コンセントを抜き、静電気対策とメーカー手順を守ります。保証中やノートPC、分解制限がある機種は自分で開けません。
エラーなしだが症状が続く場合
「今回の診断では検出されなかった」と読みます。メモリ以外の原因や、特定負荷・温度・組み合わせでだけ出る問題は残ります。
- 症状が起きた時刻とアプリ名を記録する
- 信頼性モニターとイベントビューアーを確認する
- 直前のドライバー・BIOS・アプリ変更を確認する
- PCメーカーのハードウェア診断があれば、その手順を確認する
Crucialの公式サポートも、Windowsメモリ診断を問題切り分けの最初の手順として案内しており、結果だけで全原因を決めるものではありません。
診断が完走しない場合
再起動ループ、画面停止、異常終了を繰り返す場合は、同じテストを何度も開始しません。重要データ、ストレージ状態、電源、メーカー診断を優先し、自力対応の範囲を超える場合は修理窓口へ相談します。
既存のメモリ記事との使い分け
- 搭載容量が少なく表示される、起動しない:メモリを認識しない原因と安全な対処
- 1枚・2枚の挿すスロットを確認したい:メモリを挿す場所とA2・B2の順番
Windowsメモリ診断は、認識済みメモリにエラーがないか調べる記事です。BIOSで容量が認識されない問題や、物理的な挿し込み位置とは検索意図を分けます。
診断後に元へ戻す操作は必要か
通常、診断完了後はWindowsへ再起動し、診断のための永続設定を元へ戻す必要はありません。開始前なら「キャンセル」、完了後は結果を記録して終了します。
次回起動時の診断を予約した後に取り消したい場合は、再びWindowsメモリ診断を開いて別の操作を重ねず、まず予定を確認してください。管理PCは管理者へ相談します。
よくある質問
エラーなしならメモリは完全に正常ですか?
完全な保証ではありません。今回の条件でエラーが検出されなかったという結果です。症状が続く場合は、時刻、負荷、温度、別のログを合わせて切り分けます。
診断中に電源を切ってもよいですか?
通常は完了まで待ちます。進行中の強制終了は避けてください。異臭や異常発熱など安全上の問題がある場合は、機器の使用を止めます。
エラーが出たらすぐメモリを買えばよいですか?
すぐには買いません。ノートPCかデスクトップか、規格、世代、容量、枚数、マザーボード対応、保証を確認しないと互換性を判断できないためです。
Windowsメモリ診断の使い方まとめ
作業を保存し、電源と回復情報を確認してからWindowsメモリ診断を開きます。すぐに再起動するか、次回起動時に実行するかを選び、完了後は通知またはイベントビューアーのMemoryDiagnostics-Resultsで結果を確認します。
エラーあり、エラーなしだが症状継続、完走不能は別の分岐です。診断結果だけで交換部品を決めず、構成とメーカー手順を確認してください。この記事は標準機能だけで完結し、互換商品を特定できないため、製品・サービスのアフィリエイトリンクは掲載しません。
